男くっさい話300 <スリーハンドレッド>

原作のグラフィック・ノベル版を先に読んだのがよかったのか?王妃のエピソードを除けば笑っちゃうほど原作に忠実なのですが、なんつーか、あのビジュアルイメージを再現するために殆ど全部(1シーンだけ除いて、らしい)のシーンをスタジオ撮影してしまうという作り手の勢いに負けてしまいます。

とにかく汗臭い、男くっさい話ですねぇ。それでこそのミラー原作ですけど。こっちは「シン・シティ」に比べ女っ気からして少ない(原作はもっともっと少ない)ですけど。でもかっこいい!かっこいいとしか言いようがない!スパルタ歩兵。史実的には「そんな軽装なわけねーじゃん!」なのですが「裸のおっさんが百人単位で」というビジュアルがそのうちふつーに見えてくる辺りの無駄な説得力が原作よりも凄い。CGの嵐にも関わらず、人間の肉体の醸し出すリアリティが凄い!のでしょうか。それにしてもかっこいい!スパルタン..フィギュアとか出てないかしらん。”スパルタン”とか”ファランクス”とか、マクロス世代にも嬉しい名詞ですね(笑)

クセルクセス役者も意外な表現力で(もっともっとキショいかと思ってた)、いい感じの悪役を演じてくれています。

あー、スパルタと言えば障害児者の扱いというテーマも当然出てくるわけで..ああゆう話が出てしまうと、障害に関わるヒトにはお勧めできないな、となりますね。原作版の方がレオニダスのエフィアルテスの扱いがよりクールで筋が通っていて(彼に後方支援とかを求めない)その方が個人的には内容的に説得力があるのですが。まー映画だと障害者にそこまで無下にもできないかな..

正直「ゾンビを走らせた男」(まあそもそも歩くのが無謀なんだから、走るくらいできる筈なんだけど..)ザック・スナイダー監督なので、もっともっとおバカでド派手な演出なのかなと思っていたのですが、全編実にグラフィック・ノベルに忠実ですね。